2008/01/02

ブラジルの予言者

明けましておめでとうございます。今年は少し怖い本からスタートしました。

ジュセリーノ・ダ・ルース氏 ブラジルの有名な予言者。年末のテレビで特集を組んでいましたのでご覧になった方も多いと思います。約90%が的中するということでびっくり。9.11を始めとするテロや事件事故、地震や津波などの自然災害まで予言しています。特に4月16日アメリカのバージニア工科大学で起きた銃乱射事件では犯人の名前や被害者の数まではっきりと予知していました。

興味を持ったのでさっそく本を注文してみました。

  未来からの警告 (ジュセリーノ予言集 1)     ジュセリーノ未来予知ノート

予知の内容は想像以上に深刻。特に環境問題が恐ろしい。2007年12月31日までに温暖化防止に有効な対策が取られなければ2043年までに人類の80%が死滅するというのです。既にこの期限は過ぎてしましましたが、果たして有効な対策は取られたのでしょうか。

また日本の大地震についての予知も衝撃的です。今年2008年9月13日、東海地方でM8.6の地震が発生。死者は600人。 そして2009年は1月25日と11月17日の2度に渡って大阪、神戸方面でM8を超える巨大地震が発生し死者数十万人、2010年には関東大震災の再来で死者7万人とのことです。

ジュセリーノ氏も述べていますが、予知が間違いであることを祈るばかりです。

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2007/07/16

消せるボールペン

消せるボールペン・・・                    それは,記入ミス訂正の労力を軽減してくれるだけでなく,記入時の緊張感からも解放してくれる裏技ツール。いくつか使ってみましたが,商品によって使い勝手がかなり違います。以下ご紹介します。(消せると言っても完全にきれいにならない場合も多いです)

三菱 シグノ イレーサブル               おすすめ一押しです。これは書きやすい!0.5mm,消せるボールペンでは最細ですが,インクが濃く,しっかりでるのでもっと太く感じます。個人的にはもう少しだけインクの出が押さえられてると完璧なのですが。消しゴム付きです。

パイロット フリクション                  これは反対側についているラバーでこすり,熱でインクを消す新方式。消しゴムで消すタイプと比べ,きれいに消すことができます。0.7mmの太め。インクはやや薄く,万年筆っぽい書き味です。同じ原理で消せるラインマーカーも発売されています。(フリクションライン

パイロット イーゲル                    先行商品ですが,正直書きにくいです。インクもきれいに消えません。

ペーパーメイト イレーザードットマックス              時間がたつと消せなくなるインクというのが珍しい。まだ使ったことがないので詳細不明です。

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2007/04/15

「老舗」 日本の文化遺産

世界最古の会社は日本にあります。その名は「金剛組」。寺社の建築を請け負う宮大工を束ねる建設会社です。創業は578年,飛鳥時代という古さ。
聖徳太子が百済から招いた宮大工の金剛さんが設立者です。以来創業1400年以上というぶっちぎりの老舗です。

この他にも、日本には創業1000年を越える老舗が数多くあり、創業100年以上の老舗に至っては1万5千社にのぼるということです。

このように老舗がたくさん生き残っている状況は世界でもかなり珍しいようです。例えば植民地支配を受けていたアジアの国々では、会社が長く存続するのは困難で創業100年を超える会社もめったにないということです。
ちなみに、お隣の韓国では、創業80年が最古だそうです。また、ヨーロッパは比較的、老舗が多いようですが、最古のものでも、640年に満たないそ
うです。

ではなぜ、日本に老舗が集中しているのか。野村進さんは、著書「千年、働いてきました」の中で、その理由は日本独特の文化によるという仮説を紹介しています。

    千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン

私なりに要約すると老舗を育んだ日本文化の特徴は次の2つです。
①労働を尊び、職人を敬う文化
②会社は社会のためにあるという考え方
そして、この2点を成立させた前提として、人と人との信頼関係や、国民が政府を基本姿勢としては信用するという意識があります。確かにこれらの条件を満たす国は、なかなかありそうもありません。

昨年、ライブドア事件をきっかけに、「会社は誰のものか?」という議論が盛り上がりました。バブル崩壊によって戦後の日本式資本主義の限界が指摘され、アメリカ型の弱肉強食、効率重視の資本主義が一気に導入され始めました。外資系ファンドは、次々と日本企業を買収し、会社は社長や社員の
ものでなく、株主のものだという理論で合理化を進めました。

しかし、そんな時代の荒波にもまれながらも、したたかに生き残った多くの老舗企業。
それを支えたのは「会社は社会のもの」という高い志で培った信用や、使命感を持って本業から離れなかった地道な経営だったのではないのでしょうか。

老舗と言うと何やら閉鎖的なイメージもありますが,日本の老舗は、和を重んじる風土や勤勉な国民性、志の高さが成し得たもの。
世界に誇れる文化遺産とも言えるのではないでしょうか。

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2007/02/18

釧路湿原再生プロジェクトへの疑問

先日テレビで釧路湿原の自然再生プロジェクトについての番組を見ました。釧路湿原は北海道の釧路川に沿って広がる日本最大の湿原。美しい景観に加え、タンチョウヅルやオジロワシ、キタサンショウウオなど貴重な野生動物の生息地となっており、ラムサール条約にも登録されています。この釧路湿原でもご多分に漏れず、自然破壊が進んでいます。

流域の開発に加え、洪水対策の名目で川の蛇行を直線化する工事も行われました。蛇行する川は洪水を繰り返すことで、流域を潤し、土を豊かにし、生き物に恵みを与えてきました。直線工事で洪水が減った代わりに、それは自然のバランスに様々な影響を与えています。

流域では、本来湿原に生えるヨシやスゲ類が減り、ハンノキが異常に成長しています。湿原の乾燥化が進んでいるのです。釧路湿原の面積は、この50年間で20%も失われました。流域や湖沼に土砂が堆積し貴重な水生植物や魚類も減少しています。これらの変化はタンチョウヅルやサンショウウオなどそこに棲むすべての生物に深刻な影響を与えます。

これではいけないという事で環境省の主導で自然再生プロジェクトが進んでいます。テレビ番組は、その紹介でした。プロジェクトの目玉は、直線化した川の一部を再び蛇行させる工事。人間は愚かだが、過ちを認めてやり直すことができる。それが人間の素晴らしさ、そんなイメージの番組でした。

「話がうますぎる」そう思って調べると、やはり問題はそんなに単純ではないようです。環境省のHPでは、釧路湿原自然再生の必要性を強く訴え、取り組みを紹介していました。しかし、そもそも10億円もかけて川を直線化した反省は感じられません。今回、その一部を元に戻すだけで6億円もかかるそうです。これは新たな公共事業の発生でもあります。また、再生プロジェクトの一方で、現在も大規模な開発が進められています。ラムサール条約や国立公園として保護されている地域は、実は湿原の一部に過ぎず、これが開発の抜け道となっているようです。「一方で破壊し、一方で再生する」という構図。うさんくさいものを感じずにはいられません。

美しい自然に恵まれ、独自の自然観や文化を発達させてきた日本。環境を守るための高い技術力と経済力を持つ日本。今こそ、世界の見本となる環境保護の思想とシステムを構築していく時ではないでしょうか。

    釧路湿原    自然再生―釧路から始まる

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2007/01/14

国益とインテリジェンス

新書ブームが続く中,幻冬舎からも新書が創刊され
ました。企画力に定評がある幻冬舎ですから大いに
期待しています。そんな幻冬舎新書から「インテリ
ジェンス ~武器なき戦争~」
を読みました。

 ウルトラ・ダラー   インテリジェンス 武器なき戦争

偽ドル札問題を取り上げたスパイ小説「ウルトラダラー」の著者であり、国際ジャーナリストの手嶋龍一氏と外務省の情報分析のプロフェショナル、佐藤優氏の対談をまとめたものです。外交における情報戦の重要さについてべ、日本の国益を守るためにインテリジェンスを扱う専門家の育成が急であることを説いています。

ところで、もう20年も昔になりますが、落合信彦氏のスパイ小説やノンフィクションを読みあさったことがあります。JFケネディ暗殺の陰謀やキューバ危機の陰にスパイ活動があったこと、その他CIAやKGB、モサドの実態など驚愕の事実に心躍らせたものです。落合氏は世界に独自の情報網を持ち、日本のインテリジェンス能力の弱さをなげいていました。

しかし、本書を読み,日本の未来に少し希望が持てました。インテリジェンスの重要性は少しずつ認知されてきたようです。本の中では、日本人として勇気づけられるエピソードもいくつか紹介されています。

第一次湾岸戦争開戦前夜、大量のイラク空軍機がイランに移動したのをつかんだのは日本の大使館でした。また、ソ連のアンドロポフ書記長死去の情報をつかんだのも日本の外交官だったそうです。インテリジェンス能力は経済力に比例する傾向があり、日本も潜在的には高い能力を持ちます。現にカウンターインテリジェンス(スパイ活動の封じ込め)の能力は世界レベルだそうです。

最後に、残念ですが、インテリジェンスの分野でも
その発展を阻害しているのは、国益より個人や省の
利益を優先する狭い官僚意識だということです。
国の行方を担う者には、ノーブレス・オブリージュを自覚し、志と覚悟を持って欲しいものです。その為には、ルールの厳格化やシステムの再構築も必要でしょう。
しかし、基本には、すたれていく日本の伝統文化の素晴らしさを再認識し、すべき美しい国を創り上げていくという地道な取り組みが必要です。自分の国と自分の仕事に誇りが持てなければ、どんなルールやシステムも付けき刃でしかありません。

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2007/01/01

2つの民主主義 ~不平等か不自由か~

しばらくスピリチュアル系の話が続きました。今日は一変して政治の話です。

人は物事を評価したり判断する時に,必ず基準を必要とします。そんな時,基準となる座標軸を与えてくれるのが教養。教養豊かな人は常に大きな視点から物事を捉えることができます。

日本とフランス 二つの民主主義 」という本を読みました。本書は,政治や経済を判断するための教養を与えてくれます。

       日本とフランス  二つの民主主義

日本やフランスを例に,民主主義の分類について述べた書です。こんな基本的とも言える知識が,広く誤解されているのに驚き,また,自分自身も誤解していた事を恥ずかしく思いました。

最も重要な座標軸となるのが「自由」と「平等」
民主主義では,「自由」と「平等」の両立は非常に困難で,むしろ対立した概念と言えます。

「自由」を目指す民主主義(=自由民主主義)は,アメリカ,日本型。税金を下げ,規制を緩和し,自由競争を奨励。「小さな政府」「地方分権」を指向します。保守右派とも呼ばれ,変わりに不平等な格差社会となる傾向があります。

「平等」を目指す民主主義(社会民主主義)は,フランス,ヨーロッパ型。税金を増やし,福祉を充実させ,「大きな政府」「中央集権」を指向します。革新,左派とも呼ばれ,変わりに規制が多く,不自由な社会となる傾向があります。

この分類は,世界のスタンダードであり,指摘されると確かに筋が通っています。しかし,日本の現状,あるいは私達の感覚からは?がつく所もありますね。

例えば日本では過去に,保守である自民党が,規制が多く中央集権的な政治を行ってきました。また,革新を名乗る政治家が規制緩和や地方分権を訴えました。これらは,世界のスタンダードな座標軸からはずれています。

このような政策や主張が,対立軸を曖昧にさせ,政治を分かりにくくさせていた。また,ひいては2大政党制をはばんでいた原因かもしれません。

小泉首相は,「自民党をぶっつぶす」と言いました。しかし,座標軸から見ると,規制緩和や小さな政府を目指す政策は,自民党としてごく当たり前のものだったのです。

このように,本書は政治を読み解く教養を与えてくれます。一読してみてはいかがでしょうか。

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2006/12/31

偶然と必然の間③ ~アガスティアの葉~

人生は偶然か必然か,自由意志は存在するのか,そんな話題を続けました。今日は運命論の究極とも言える「アガスティアの葉」について紹介します。

「アガスティアの葉」は紀元前3000年頃,インドに実在したと言われる聖者,アガスティアが残した個人に関する予言が記載された葉のことです。
葉はインドのマドラスから車で何時間も走った山奥の村に保管されています。訪れた人の葉を探し出し古代タミール語で書かれた内容を翻訳するのはナディ・リーダーという特別な訓練を受けた人。
膨大な葉の中から個人の葉を見つけ出すには指紋を用います。

アガスティアの葉には,その人がどのような両親から生まれ,どんな家族を持ち,どんな人生を送るかが詳細記載されています。(勿論,いつ葉を読みにくるかも)

あまりにも,凄い話で,たくさんの??が浮かびます。最初に浮かぶのは,未来も含めて全人類の葉が存在するのかということ。。。
葉は,正しい人生を送る人のみに読む権利があり,いつ誰が読みに来るかも予言されており,その分の葉だけが用意されているということです。

その他,詳細は青山圭秀さんの「アガスティアの葉」をご覧ください。理学博士,医学博士である著者が懐疑的な視点から出発し,驚きの事実に混乱しながらも徐々に事実を受け入れていく様子が一種の緊迫感と共に綴られています。

また,著者はインドで,神の化身と呼ばれたサイババを日本に紹介したことでも有名です。それについては理性のゆらぎ―科学と知識のさらなる内側をご覧ください。

アガスティアの葉が事実だとしたら,私達の人生は今から5000年も前に決まっていたことになります。
まさに究極の運命論。みなさんはどう受け止めますか?

  アガスティアの葉

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2006/11/26

偶然と必然の間② ~ソウルメイト~

今日はスピリチュアルな世界観の基本を紹介します

この世の出来事は偶然に左右されるのか。
それとも,すべてが決められた運命なのか。
スピリチュアルな世界観では,出来事には一つ一つに意味があり,すべてが起こるべくして起こります。

これでは運命に立ち向かう努力がむなしく感じられますね。占星術数秘術などの占いでは,努力を否定しているのでしょうか。。。

答えはNo。 むしろ,努力を勧めています。

人生は愛へと向かう学びの道のり であり,重要な出会いやイベントは宿命としてあらかじめセッティングされています。
魂は何度も生まれ変わり,学び続けますが,人生と人生の間には中間世と呼ばれる魂の状態があります。この時,魂は自ら次の人生のプランを立てます。誰の子として生まれ,誰と出会い,どんなイベントを経験し,何を学ぶか。そんな学びのためのプランを立てるのです。(残念ながら,そのプランは生まれた瞬間に忘れてしまいます)

たとえ挫折だらけのつらい人生でも,それは自分自身が「忍耐」や「努力」を学ぶためにセッティングしたもの。努力をやめた時,その人生での学びは失敗に終わり,課題は次の人生に持ち越されます。

人生で重要な意味を持つ出会いやイベントは日常のふとした瞬間に訪れます。なんとなく心引かれたり,どうしてもそう行動したくなったり。。。
純粋な心を保って生活していれば,人は重要な出会いに気付きます。しかし,不安や欲望に心を支配されていると,見逃してしまうことも。

人生は偶然か必然かと問われれば,答えはその間。そこには変えられない「宿命」。切り開く「運命」。周期的に変化する「運勢」があると考えます。

そして・・・

人生は,まるでオリエンテーリングのようなもの。

森の中には「偶然」に見せかけた「必然」のサインが仕掛けられています。そのサインを見逃せば,ゴールにたどり着く事はできません。この森でゴールを目指すことこそが,努力の正体であり,運命を切り開く行いなのです。

ところで,魂はグループを作って行動し,生まれ変わっても引かれあい,家族や恋人,親友として出会うということです。中でも特に結びつきが強い魂同士をソウルメイトと呼びます。
「会った瞬間に体中を電流が走り恋に落ちる」ようなケースはこれかもしれません。

なんとも美しく元気がでる話です。

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2006/10/29

読書週間に ~偶然と必然の間~

10月27日からの2週間は読書週間です。読書週間は図書館週間という名前で1924年に一度制定されましたが,第2次大戦の影響で一旦廃止されました。1947年に現在の読書週間という名前で再び制定され今年は60周年ということです。

さて,文章作品にはフィクション(架空の話)と         ノンフィクション(実際にあった話)があります。
両者の関係は,絵画と写真の関係に似ている。
ふとそんなことを思いました。

読書の本来の目的が,読者の人生を豊かにする知恵や感動を得ることだとすれば,
フィクションは絵画のように現実を抽象化し,表現したい事を直感的に伝えようとします。
一方,ノンフィクションは,写真のように現実を正
確に具体的に伝えようとします。
(絵画にも写真にも例外があるので,あくまでも基本的な話です)

「事実は小説より奇なり」 とは,イギリスの詩人
バイロンの言葉。この言葉こそ,ノンフィクション
の感動の正体でしょう。小説なら,「そんなに上手くいくはずないよー」としらけてしまう話も,フィクションなら事実として感動的に受け止められます。

最近広まりつつあるスピリチュアルな世界観では,
この世に偶然はなく,人の出会いや出来事は,すべ
てが必然であり,魂が成長するための目的があると
考えます。嫌いなあの人と一緒のクラスになったの
も,駅でばったり懐かしい人とすれ違ったのにも,
すべてに目的があるというふうに。

つまりスピリチュアルな世界観によれば,「運命の
再会」や「軌跡の生還」など,ノンフィクションが
感動的なのは当たり前とも言えるのです。

最後に,スピリチュアルな世界観を知りたい人の為
に2冊の本を紹介しましょう。片やフィクション代表,
片やノンフィクション代表,どちらもこの業界のバ
イブルのような本です。

読書週間,秋の夜長,美しい世界観に浸り,癒され
てみるもの悪くありません。

私がこのブログを書き,あなたが読む。
そして紹介した本を読む。。。
もしかしたらこれも単なる偶然ではなく,仕組まれたストーリー,つまり必然なのかもしれません。    

         聖なる予言       魂の伴侶―ソウルメイト 傷ついた人生をいやす生まれ変わりの旅

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2006/10/10

働くということ

9月26日,小泉純一郎第89代内閣総理大臣が退任しました。2001年から続いた長期政権は戦後歴代3位の在職日数ということです。

「聖域なき構造改革」や「改革なくして景気回復な
し」のキャッチフレーズのもと,道路公団や郵政事
業に代表される「官から民への改革」,三位一体の
改革
と呼ばれた「中央から地方への改革」を進め,
銀行の不良債権問題などにも取り組みました。

官公庁や社団法人の不祥事や問題の続出,バブル崩壊後の長引く不況で,行き詰まりを感じていた世論のバックアップを得て,強力に改革を推し進めましたが,弱者切り捨て,格差拡大など政策への批判も多く,改革の正否を問うには,もう少し時間が必要です。しかし,信念を持って働き,日本の方向性を大きく変えたことは確かでしょう。

今回はその改革に関わる本を紹介します。
「道路の権力」(猪瀬直樹著)は,道路公団民営化
推進委員会での審議をレポートしたもの。緊迫した
委員のやり取り,政治的な駆け引きなど,道路公団
民営化の裏舞台がのぞけます。

「日本資本主義の哲学」(木村剛著)は,日本の資本主義の長所や問題点,これから目指すべき方向について述べたものです。アメリカの資本主義との違いなど,経済の枠組みが理解できます。木村氏は小泉政権で金融担当大臣として金融再生プログラムを進めた竹中平蔵氏のブレインです。

さて,両書の著者に共通するのは,社会貢献の意識。就職せず,就職活動も通学もしない「ニート」の増加が社会問題となり,政府はキャリア教育を拡充しようとしています。キャリア教育は,職業への理解を深め,自分の生き方について考える事をねらったもの。そこで最も大切なのは,働く事での社会貢献と,それによる自己実現の喜びだと思います。大きな使命感を持って働く両著者の姿勢には,感銘を受けずにはいられません。

ところで,仕事での社会貢献を感動的に描いた番組に「プロジェクトX」がありますが,その文庫の帯に堺屋太一氏が書いた次のような単文があります。

 プロジェクトは子供のような夢ではじまり,
 情熱で進み,義務感で終わる。。。

働くことの本質を簡潔に言い得ているのではないでしょうか。

   道路の権力 道路公団民営化の攻防1000日    竹中プランのすべて―金融再生プログラムの真実

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