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2006/09/25

金子みすゞとユビキタス

「金子みすゞと冥王星」では,物理学者の視点を
持った童謡詩人,金子さんのお話をしました。
その金子さん,次のような詩も残しています。

 はちはお花のなかに、
 お花はお庭のなかに、
 お庭は土べいのなかに、
 土べいは町のなかに、
 町は日本のなかに、
 日本は世界のなかに、
 世界は神さまのなかに。

 そうして、そうして、神さまは、
 小ちゃなはちのなかに

   「はちと神さま」より

これは,まさに自然界のフラクタル構造を表現し
た作品と言えます。
(フラクタルについては,本ブログ「グーグル
 ムーンでフラクタル」をご参照ください)

フラクタルは,1975年にフランスの数学者,ブノ
ワ・マンデルブロによって導入された考え方です
が,金子さんが亡くなられたのは1930年。
フラクタルの概念を知るすべはありません。

金子さんは,直感によって自然界の本質を見抜い
たわけです。
まさに詩人の真骨頂と言ったところですね。

ところで最近,どこにいてもコンピュータが利用
できる社会を,ユビキタス社会と呼びます。
「ユビキタス」はもとは,神の遍在(神がどこに
でもいる)を表す言葉。

「はちと神さま」の詩は,このユビキタスを表現
したものとも言えます。
小ちゃなはちの中にも,私達が持つ60兆の細胞の
一つ一つにも,神さまはいる。。。

金子さんの詩は,自然の法則を温かく
美しい言葉で綴り,私達に元気を与えてくれます。

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コメント

合唱祭がんばれ。

投稿: ジャミラ | 2006/10/01 20:12

はじめまして、私も金子みすゞさんを敬愛するひとりです。

 彼女の純粋で素朴な詩は、素直に心に響いてくるようです。
切ないほどの生涯でしたが、彼女の残してくれた作品の数々はこれからも受け継がれるでしょうし、
現代の私達を優しく癒してくれるようですね。

 今回私もブログでみすゞさんについて記事にしました、よかったら遊びにいらして下さいね~ではまた!

投稿: ルーシー | 2006/09/30 01:41

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   大正時代末期から昭和のはじめにかけて、その創作活動はわずか数年という「 [続きを読む]

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