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2006/08/20

惑星に惑う

「惑星」は「遊星」と同義。位置が定まらず動くこと
から,「惑う星」という意味で,江戸時代に命名され
ました。その惑星の定義をめぐる議論が,まさに
戸惑っています。。

そもそも,今まで惑星のしっかりした定義がなかった
というから驚きです。新しい定義は,「恒星を周回す
る天体で自己の重力でほぼ球形になるもの」これ
を適用すると惑星の数が,「水・金・地・火・木・土・天
海・冥」に「セレス」「カロン」「2003UB313」が加わ              りとりあえず12個に。新しい惑星候補は他にもたく
さんあり,最終的には20とも30とも。

混乱の発端は冥王星を惑星としてしまったことにあ
り,後に実は月よりも小さかったことが判明します。
そのような天体は太陽系内に,ごろごろあり,冥王星を惑星とすることへの反対意見が徐々に高まります。しかし,今さら変更するのも体裁が悪い。
なんとか問題に決着をつけるべく考えだされたのが今回の提案というわけです。

ところで,天文学の前身は「占星術」。
その占星術では,太陽系の惑星はそれぞれ重要な意味を持ちます。そんな占星術では,新しい惑星の発見は,人類の精神性が高まり次のステージに入ったことを示します。

例えば,次のようです。
1781年,天王星発見。天王星は古い支配からの解放や新しい意識の芽生えの象徴。この後,時代はフランス革命,産業革命へと続きます。
1846年,海王星発見。海王星は集団の意志や幻想の象徴。人々の意志はさらに解放され,ヨーロッパ各地で労働者を中心とした革命が起こります。
1930年,冥王星発見。冥王星は人々の抑圧された無意識の象徴。時代は第二次世界大戦へと続く暗い道を進み始めるのです。
・・・ どうですか,神秘的な話ですね。

惑星の定義の変更が占星術に混乱を与えるとの指摘があります。しかし,小惑星として,その意味は占星術にすでに組み込まれており,それが惑星に昇格してもしなくても大きな影響はないと思われます。       

さて,あれやこれや議論する人を尻目に,星は星。
その定義が変わっても,変わらなくても
人に発見されても,されなくても
40億年前から天空に浮かんでいるだけです。

    ようこそ宇宙の研究室へ―すばる望遠鏡が明かす宇宙のなぞ   大宇宙の誕生  「銀河のたまご」からブラックホールの新しい顔まで

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» 惑星3つ追加? [続・ささかま徒然ブログ]
まだ3つ追加になるかどうかはハッキリしないようですが、それはそれで結構大変なことになりそうな気がしますね。 [続きを読む]

受信: 2006/08/21 18:37

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