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2006/08/27

冥王星と金子みすゞ または 科学者と詩人

天文学会でもめていた惑星の定義が決定し,
冥王星が惑星から矮惑星に降格になりました。
冥王星が発見されたのは1930年。76年目の降格という事になりますが,248年かけて太陽を一周する冥王星にとっては,あまりにわずかな時間です。

ところで1930年に冥王星が発見されたわずか20日後,一人の童謡詩人が世を去っています。
天才詩人として注目され,その生涯が映画化もされ
ている金子みすゞさんです。

みずみずしい感性と,明るく優しいまなざしを持つ
金子みすゞさんは,26歳で自ら命を絶ちます。

占星術では,新しい惑星の発見は人類が新しい
ステージや周期に入ったことを示しますが,
人々の抑圧された無意識の象徴で,不吉な出来事を暗示する冥王星の発見と,金子みすゞさんの逝去が,わずか20日の間にあったことには何やら因縁を感じてしまいます。

このように,一見何の関係もない2つに,思わぬ
つながりを発見することがあります。

自然界にひそむ現象や法則を見つけて表現すると
いう作業は科学者と詩人に共通するものです。
科学者は数学を用い,詩人は言葉を用いるという
点で表現手段はだいぶ違いますが,どちらもその行いに使命感を持っている筈です。

宇宙には4種類の力があるそうですが,どれも
目には見えません。それを扱う学問は物理学。
金子みすゞの次の詩は,まさに物理学者の視点と
言えるでしょう。

 青いお空のそこふかく、
 海の小石のそのように、
 夜がくるまでしずんでる、
 昼のお星はめにみえぬ。
  見えぬけれどもあるんだよ、
  見えぬものでもあるんだよ。

  (「星とたんぽぽ」より)

  

    金子みすゞ童謡集

 参考: 「宇宙はささやく」 佐治晴夫 

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